A4 と B4 の前のバージョンは?と言いますと、 sideA ではいつものポケット群、 sideB は、はがせる面として、テープファスナーで取り付け、状況に応じて面ごと取り外したり、好きな追加ポケットを取り付けられるようにしてきました。
たっぷり収納という面では申し分ないと思っていましたが、一方では、重い、ちょっと高いという声も聞こえてきました。
リュック、 PC 用同様、ポケットの充実はそのままに、価格に重点をおいて、皆様に満足のいく商品にできないかを議論してきました。そうなると、あきらめなくてはいけない点が出てきます。裏面のポケットの作りこみ、周辺のボードのカットで大きさ調整をする点、カバンの底が尖らないようにつけていた底面ボードの付属・・・。今までの特徴がなくなる訳です。
思い返せば、初期カバンの中身 A4 は、シンプルだった事を思い出し、ちょっと原点に戻ってみようと思いました。
表の面のポケットは、 PCVer.3.0 と PCsmallVer.2.0 の構造をそのまま使うとし、カットスペースをやめる事で、縫製の手間が少し省け、更に裏面には、手帳サイズ、 A5 ノート、文庫本などを入れられるように、自由のきくマルチポケットを作りました。(初期カバンの中身 A4 はシンプルすぎるマチなしのポケットでした)
商品を作るたびに思うのは、ゲーム機です。
電車の中で、ピコピコと格闘している人を見るたびに、様々な種類のあるゲーム機専用のポケットは難しいなぁと頭を悩ませていました。専用のポケットを作ってしまったら、今度は、使わない人は?の話になってしまう。堂々巡り・・・。
そこで、今回は、このマルチポケットを 2 つに区切る事で、実現する事ができました。長さを気にせず入れられるので、ストレスなく入れられるし、ゲーム機以外にも自由に使えます。
ゲーム機と同じく気になっていた傘も同時に悩んでいました。
PC で取り入れたラップポケットは、 A4 には大きすぎるし、何かいい方法、もしくは付属物がないか検討しましたが、どれも面倒なものばかり。いいものを考えても、コストがかかる。マルチポケットをつける事によりこの悩みは解決できてしまいました。 みなさんの持ち物にあったポケットを探して活用してみて下さい。