香港・工場側もファーストバージョンの追加生産などでノウハウがたまり、B4ver2.0の設計の頃には色々な提案もしてくれました。
もともと本体の電池用のメッシュポケットは彼らの素材を含めた提案でありましたが、新製品でもポケット蓋部に芯材を使用する事で「ハリ」を出すことや、ポケットふち部へのステッチで「カッチリした感じ」を出す事など・・・主に品質面では先行して検討を進めていてくれ、提案を出してくれました。
開発もこの辺になると国や文化が違うなどと言うより、「一緒に良いものを作りましょう」と言うシナジーが感じられ、初期の試作で苦労していた頃が嘘のようでした。
もっとも初期商品の発注者であるアーバンプランニング社にしても、ビー・ナチュラルにしても、中国の工場の担当から見たら信用して良いか?どうか?さえ迷う、ただの開発話の来た弱小な相手・・・程度だったかも知れません。
考えてみれば本来、「信用してくれ」と言うほうが難しいとも思います。やはり海外の方との仕事は、取引の実績(互いに約束を守ること)が信用を醸成するのだなあ・・・とあらためて、しみじみ感じます。冷静に考えたらわかるのですが、彼ら工場の方がはるかに大規模な実績のある企業です・・・・。