開発ウラ話

リュックの中身Ver.2.0、カバンの中身PCVer.3.0、カバンの中身PCsamllVer.2.0 編

カバンの中身シリーズが出来るまでのこだわり話とうんちく話。

長く愛されたリュックの中身の次の姿は・・・

初期型の開発時は、 PC を保護する為のクッションと、人によって面の使い方が異なるという事部分にこだわって考えていて、 2 枚をバラバラにして使うという案を考えていませんでした。大変ご好評を頂いた商品ではありましたが、その後、リュックの中身を横にしたカバンの中身 PC を作る際に、バラバラになりました。
当時の話は、カバンの中身 PC 編(リンク)にて、紹介しております。

カバンの中身 PC のバラバラを次のリュックの中身にも取り入れようと考えた際に、見直した点は、
・ボードの軽量化・値段の見直し・仕様(入る物)の見直し・初期タイプの反省点は何か?などでした。
バージョンアップして2枚パネル仕様になりました

変更した仕様

今までむき出しだったボードを生地で覆えば、ボードが少し薄くなっても強度を保てる。この事はカバンの中身 Deluxe を作った際に実感していました。ただ、リュック用は縦型です。
軽くなる、までは良かったんですが、作ってみたら、リュックの中でボードが曲がりやすくなってしまいました。
ちょうど初期サンプルをお試しで使って頂いた A 氏の使用の感想では「サイドは、ベルトが 1 つじゃしっかりしないから 2 つ欲しい」という事でした。
便利な取っ手と2箇所のサイドベルト
それから、「深いリュックから取り出すのが面倒なので、取っ手も欲しい」 それから・・・・・・・・・・。

サンプルのポケットには、たくさんの電子機器や、コード類がみっちり入っていて、フル活用してくださっていました。
ただ、「コード類を入れるとなると、もう少しポケットの厚みが欲しい」「カードも一枚一枚入れるのではなく、まとめて束で入れられるほうがいい」という意見がありましたので、素直に取り入れました。
ポケットに厚みを加える事で、入れられるものも、幅が広がります。カードホルダーを 2 段に分ける事で、カードをまとめて入る以外にも、小さな雑貨(修正液、 USB メモリ、目薬)などにも使えるポケットとなりました。

ポケットの厚みの違い

リュック以外の中身にも・・・

初期のリュックの中身には何もなかった背面の構造を PC タイプに習って PC 固定ベルトを取り付けました。ただ、横型と違い、縦は、真ん中の固定ベルトだけだと、リュックの中身の中でずれる恐れがあり、更にメッシュポケットを下部に取り付け、ずれ防止としました。
同時進行で検討していた事「カバンの中身トート」をどうするか?
以前のリュックの中身と違い、 Ver.2.0 は、バラバラになる為、 1 枚でトートにも使えるので、兼用としました。

見直し点は、ひとまずクリアし、発売となりましたが、まだ改良点などございます。
また皆様から頂くご意見をもとに、今後に繋げて行きたいと思っております。
リュックの中身はトートバッグにも使えます

縦型の次は横型のバージョンアップ!

2009 年 8 月発売のカバンの中身 PCVer.3.0 、カバンの中身 PCsamllVer.2.0 は、 3 月発売の縦型のリュックの中身 Ver.2.0 から遅れること 5 ヶ月、ようやく新バージョンにて 2 商品発売ができました。
リュックの中身 Ver.2.0 がありましたので、見直す部分はポケットのみで、あとは、リュックの中身 Ver.2.0 で見直しをした構造と、こだわった軽量化などをそのまま PC タイプに置き換えました。

取っ手も便利という事から、そのまま取り付けました。リュック用と違って、カバンの中から取り出しやすい商品なので、取っ手は、リュックタイプより短くしています。
今回の初の試みは・・・
・傘やペットボトルを入れられないか?
という点です。今まで様々なタイプのものを検討してきて、必ず上がってきていた声でした。
A4 、 B4 のようなビジネスバッグ用のカバンの中身に関しては、カバンの中が片付けばある程度スペースができるはずで、そのスペースに細長いものを入れたりすればいいのでは?と思っていました。
傘やペットボトルは、常に持っているものではないので、専用ポケットを作るかどうかは、悩ましいものでした。
邪魔にならずに、作れないだろうか?普段は、折りたためるようにできないだろうか? などなど、いろいろな案は出ては消えていきました。 ただ PC タイプばかりは、細長い空間があれば、 PC 専用のコード類をまとめて入れる事にも使えるのでは?と思い、新しいポケットを考え始めました。

そこでできたものが「ラップポケット」です。中に入れるものの大きさに合わせて、しぼる事が出来るポケットです。
工場で作ってもらうのに、最初紙で立体のものを作ってみました。
絞れるポケット=ラップポケット
マチ巾の固定されたポケットではないので、空間を活用するには充分かなと思います。
ポケットの厚みは今までにない 40mm です。
これは絞るという行為で 40mm は気にならないものになっているのではないのでしょうか?
ラップポケットでペットボトルやコードなど、様々なものをまとめられます

必ず考える事

・最新の電子機器のサイズ
今回も、最新の電子機器のサイズを頭においてポケットの大きさの修正をしました。
前のバージョンと比べるとよくわかります。
特に音楽プレーヤーの変化はめまぐるしく、以前は、ポータブル CD プレーヤー用ポケット、ポータブル MD プレーヤー用を意識したポケットを作っていましたが。ここ数年で様変わりしましたので、ポータブル CD プレーヤー用ポケットはいつしか仕事で持ち歩いたりする CD-R に変化し、音楽プレーやーは、携帯電話サイズや、細身のタイプに変わった事で、今までのポケットの巾を変更したり、長さ方向を変えたりで見直しをしています。

携帯電話は、ちょうど薄型が増え始めていましたが、機能が充実したタイプは、厚みもあるので、薄め厚め、どちらにも使えるように、ポケットに厚みをもたせて、対応できるようにしています。
PC タイプと、縦型タイプ、ご好評を頂いておりますが、さて次はどのように変化していくのか・・・是非とも、いろいろなご意見、ご感想など頂けましたら幸いです。
旧商品とのポケット仕様の違い
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