さて、一方で、未解決のままだった、「尖る底」。
ある日の社内会議の場面で、底の問題は意外にとんとん拍子に解決されました。
それは、トートバッグには必ずしも底板が付属していないので、まず、底板がないと、しっかりしない。
・・・という話から、では我々の商品の付属で、「底板」も付けてしまおう!という流れになったからです。
現在使用しているハサミでも切れるボードを使用すれば、幅の狭いものも、広いものも、または、底が楕円なものにも対応ができる!というアイデアが出て、当初の問題はなんとか解決?・・・・です。お客様のご評価は果たしていかがでしょうか?
次の問題は、その底板とボードを、どうやって固定するか?でした。
何もないのでは、ボードとボードが当たって滑ってしまい、機能を成しません。そこで出てきたアイデアが、底板部にベルクロのメスをあらかじめ縫いつけ、本体部分に「カバンの中身A4」で採用している固定用のベルクロと同じようなオスを縫いつけてあればしっかり立つのではないかという事でした。
こうして、「カバンの中身トート」は、ボードの両面にポケットが実装され、底板もついてしっかりしたものになるぞ!!と思いつつ設計図面を描き、試作を待ちました。