Little Bee

開発秘話:グランリルビーができるまで

大きさや生地の色、柄を変えて、様々なリルビーを作成してきましたが、今度は素材自体をナイロンではなく、タオル生地にした商品を開発することになりました。


本体

【初期段階】

 タオル生地を使って、通常のリルビーと同じものを作成しようとしましたが、生地が厚い為、外側はタイニーリルビーと同じようにファスナーポケットだけにしました。

 チャーム側の2つポケットはつけないことにし、デザインのアクセントとしてリルビーロゴの刺繍を施しました。

 内側もタオル生地でポケットを作るとなると、かなりゴワつき感が出て、重くなってしまう為、サテン生地を使う事にしました。



【検討段階】

 本体のチャーム側にある外側のポケット(2つのスリットポケット)を減らしたものの、沢山の収納ポケットはリルビーの魅力の一つ。

 ポケット不足を補うアイデアを検討し、間仕切りにもなる小さめポーチを作成。

 正面に2つのマチのないスリットポケットをつけ、ファスナーポケットを加えることで新たな使い方になるのでは…と、試作をかさねましたが商品の価格が高くなってしまう為、見合わせることとなりました。





【おまけ】

 当初はタイニーリルビーと同じスモールサイズのみを検討していましたが、使い勝手を考えてレギュラーサイズも作ってみようという事になりました。
 いつものポケット数と、収納力を考えると、やっぱりレギュラーサイズがいいねというところに落ち着きました。

 スモールサイズは、一度はボツとなった商品でした。
 ボツなのに、大きさが手のひらサイズのせいか、ついつい触ってしまうという具合。タイニーリルビーとは一味違う良さがありました。
 またレギュラーと並べたときに、かわいさ倍増! 周りの評判もよかったので、晴れて商品化する事になったのでした。


チャーム&織ネーム

 タイニーリルビーので採用したゴールドチャームが、サテンのキラキラ感に合っていたので、ベロア&サテンによく合うゴールドタイプに統一しました。
 レギュラーサイズのチャームは、初のゴールドチャームとしてデビューです。

織りネームも、タイニーリルビーで採用した、白い織りネームにしゴージャス感を出しています。

初のゴールドチャーム
並べてみると印象が変わります



【最終サンプル】

 通常のリルビーとほとんど同じデザインで最終サンプルを作成しました。

 初期サンプル時にチャーム側に入れていたリルビーロゴも捨てがたいという事でファスナーポケット面に入れてみました。両表とも言える仕様となりました。


 手触り感はweb上では伝えにくいですが、ほおずりしたくなるベロアリルビーです。是非ともよろしくお願いします。



ファスナーポケット部分のデザインが通常のリルビーと違っています


【こぼれ話】

 このベロアリルビーのバッグインバッグを作る前に、ミニポーチを作る企画がありました。
 手触りのいいミニポーチという事で、このベロア生地が選ばれ、生地の厚みや、刺繍の入り方など、検討してきました。

 デジタルカメラや、タバコなどが入る大きさのポーチで、更にバッグチャームにもなるという物でした。
 ミニポーチの段階でもたくさんサンプルを作って、生地色、刺繍色、金具色、使い勝手、キラキラ感をを出すためにラインストーンを使用するなど、いろいろ試してきましたが、とある理由でボツとなってしまいました。

 いつかまた商品化できたらいいなと思いつつ・・・その時はもっと詳しくお話ししようと思います。


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